2016年9月5日月曜日

タイヤ交換と高年式エボスポーツ。



みなさまごきげんよう♪

サスペンションとポジションセットアップでお預かりの'06XL883Rさん。

追加メニューでタイヤも交換させて頂く事になりました♪


と言いますのも前後とももう限界に達していますので、

折角乗り味が良くなったのにこれでは勿体無いとのオーナー様の判断です。

フロントは風邪っぴきなうえに両端が減ってプロファイルは三角形に変化しています。


リアは硬化が激しいですね・・・・


こんなとこにマスター隠してるんだなぁとか思いつつ前後ともタイヤ交換していきます。


今回はお勧めタイヤということで前後ともBT-45Vに交換です。

バキバキのオールドスクールには面構えが似合いませんが、

今回のようなスタイルにはピッタリかと思います。

'03以前でチョッパーであればライフが短いですがK300GPといったところでしょうか。

今回は純正サイズの150幅ですが、130にすればもっと軽くバンクするようになります。

リアサスが硬いダウンサスですので150幅でドッシリ安定している方が乗り易いという判断ですが、

130を組む場合はきちんとストロークして加重できるサスと組み合わせるのが良いでしょう。


フロントもこの程度のパターンならギリギリOKという感じですよね。

高年式スポーツはかなりフロントを使うのでこういうセットアップですが、

もう少しフロントがロングないしは'03以前の場合は前のみAVONのSPMK2でも良いかと思います。

1号機のようなチョッパーの場合はタイヤの限界を我慢できてしまう(愉しむ速度域が低め)ので

所謂雰囲気系のカッコいいパターンのタイヤで事足りるのですが、

高年式で雰囲気タイヤになるとバイクがタイヤの性能を軽々と超えようとしてしまいます。

速度域も高めになりがちですので、こういうタイヤ選択で転ばぬ先の杖にしておくのも

ひとつの手だと思います♪


ここ最近、乗り易くてある程度走れるセットアップのご相談が増えております故、ご参考までに。



60km/hのスラローム、定常円旋回でざっと様子を見てみました♪

してラバーマウントの高年式スポーツスターですが、

フレームの剛性も高くて格段に乗り易いですね。

フロントブレーキやフロントタイヤが受け持つ範囲が多く、

操作性はかなり普通のバイクになっています。

恐らく、ファーストバイクがハーレーという客層に対応したものだと思いますが

だからスポーツスターらしさが削がれているかと言えばそうでもなくて、

腰から下だけでグリングリン動き回るあのテイストはそのままです♪

以前乗ったTC96もそうですが、H-D社は上手く味付けしてますね。


フロントはやはり端まで使えてしまいます。


リアはこの辺でサイドスタンドが路面にタッチ。

ですがバンク角としては必要十分かと思います♪

BT-45はイザというときに横っちょが使えるのがイイんですよね。


アレコレ弄っているわけではありませんが、

高年式スポーツスターでこの位のシルエットでそこそこ走れるセットアップ。

要らん事無しのサラッとライトカスタムですが

チョッパーテイストが好きだけどゴムスポだから・・・なんて方にはお勧めだと思います。


入庫状況にもよりますが一週間程度でお渡しできますのでお気軽にご相談くださいませ♪


それではみなさまごきげんよう!