2014年3月1日土曜日

いろいろ交換とマグネットクラッチ破損


みなさまごきげんよう。

最近は気分転換にハイエースの修理や整備をしています。

こういう作業も考えるところが色々あって悪くない。



エアクリーナーエレメントを交換したり。


それにしても凄い汚れ方。

ハイエースは運転席後ろのダクトから吸気しているので、

下側にあるボックスの底部(蓋)にダストが溜まりやすいんだなぁ。

なので水抜き用のバルブがあるのだが、こうも汚れていると詰まって機能していない。


綺麗にしてから蓋をする。

水抜きバルブの周囲が薄く錆びていることから、この機構の重要さがわかる。


純正同等品と交換する。


ワンボックスは初めてだが、凄い位置にエアクリーナーボックスがある。

右フロントのホイールハウスの後ろ。


ついでにオイル、オイルフィルターと冷却水も交換しておく。

この車両、ワンオーナー車なのだけれど記録簿を見ると最初から一定期間までは、

トヨタディーラーによって整備さている。

後々の方はガソリンスタンドでのオイル交換やタイヤローテーションを受けていた様子だ。



裏から綺麗なエアコンコンプレッサーのお尻が見える。

丁度運転席の下で見え難い位置にある。

そしてプーリーのフチにケバケバしたものが見える。



上から覗くと、やはりマグネットクラッチが破損している。

このケバケバは解れたコイルである。

錆色の粉はコイルの銅線の粉末。

プーリーはガタガタだから、恐らくベアリングが焼き付いて発熱、コイルがショートしたのだろう。


今思い返してみれば床下から時々ゴーッという音がしていた。

電動ファンの唸りがキャブオーバーだからよく聞こえるのかと思っていた。

べリングの音だったわけだ。


そしてエンジンルームを覗いた時に、溶けた樹脂のようなものがフード裏とかに付着していた。

コイルの樹脂カバーが溶解して飛散していたのだ。


これは運が良ければマグネットクラッチ交換だけで済むかもしれないが。

大抵の場合振られたプーリーやコイルがコンプレッサー本体を傷つけていたり

発熱によって他の部分がイカれていたるするのでコンプレッサー交換が妥当か。


とにかくこれ以上破損が進まないようにエアコンベルトを取り外しておく。




直前までエアコンは効いていた事を考えると、エアコンシステム内はまだ無事かもしれない。

もしコンプレッサーがロックしていたら、交換部品や洗浄箇所も膨大になるところだ。


室内はあの有様だし外装も凹んでいるけれど、下回りや機関部といったシャシは綺麗。


走行160000kmです。


これまでは中古車というよりも朽ち果てた車両ばかり修理して乗ってきたから、

その車両についての継続した整備の履歴が判ることは無かった。



綺麗な100系は沢山あるし、外装はボロくないのがそりゃイイに決まってる。

でも、このシャシも悪くない(エアコン壊れてるけど)。



整備の履歴っていうのは面白いもので、車両に対する気持ちの変動がよくわかる。

新しいノートを買ったばかりの最初の数ページは字も丁寧だしページをめくるにも気遣いがある。

しかしだんだんと字も扱いも乱れてきて、最終的にはどうでもよくなる。

人によっては途中で無くしたり捨てたりすることもあるだろう。

もちろん最後まで綺麗に使う人も居るし

或いはヨタヨタになっても自分でページを足したりして限界以上まで使い切る人も居る。



自動車やオートバイにしても同じようなことだと思う。




だからそれを維持するために頑張る修理屋さんは大変だと思うし、

モノづくりにしてもそういう魅力のあるものをつくりたい。

車両だって誰かが目にしたときに、感じるものをつくりたい。





ではバヨナラ!