2013年9月13日金曜日

底の話。


みなさんこんにちは。

安くはないけど死ぬほど高くもなく頑丈で足に良く馴染んで永く使える履き物といえば

レッドウイングの靴はそのひとつだと思ってる。


そのレッドウイングの、全然オシャレじゃないし型番もよく知らないようなモデル。

まぁ全ラインナップが基本的に作業靴なワケだからオシャレなモデルもクソもないんだけれども。

そんな作業靴の底がバックリ剥がれた。


スーパーソールという磨耗に強い靴底が貼り付けられているんだけど、

それゆえにソール交換も面倒で高額みたい。


もちろん愛情表現としてしっかりと修繕してやるのもひとつのカタチだけれども、

コウバに転がってたボンドG17を塗りたくって底をくっつけた。


それもひとつのカタチ。





こっちはエボスポのタンクの底。

鉄板を丸める機械も、折り曲げる機械も無いから、

丸パイプと角パイプ、あと刃を丸めたタガネとトンカチでつくる。


3枚のパネルを熔接してカタチにしてもいいのだけれど、

半自動溶接機で貼りあわせていくのが大変だから一枚にした。


底を作ってるのはタンクの位置が決まってきたからで、

位置を決めるのにホンとに線一本とか、

じわりじわりとズラしては戻しという確認作業を一体何回実行して、一体何回眺めるのだろう。



たとえばタンクキャップの位置。

これがキャップの外径55mmでセンターにもってくるのか、

あるいは手元にある51mmのキャップをやや右に寄せて配置するのか。



サイドスタンドを出して給油するならオフセットしてるのがイイし、

位置的にも全然イイ。



しかし全く普通にスポーツスタータンクならやはりセンターだろうし。

しかしスポーツスタータンクの源流であるハマータンクは右寄りなんだからそれでいいのか。


そんなことを考えながら、丸く切り抜いた紙がタンクの上をぐるぐるぐるぐるぐるぐる回る。


そして何一つ固定されていない、自立すらできないヘベレケなバイクをずっと眺める。



いらだつ。



はやくあそこへ行きたい。





ただソコソコに間に合わせるのは靴底をボンドで貼るように簡単なことなのだけれど。



でもそういう選択肢は一切チラついてこない。



ソコソコに間に合わせるのならば間に合わないほうがマシだし、やる必要もない。



とにかくこの状況からは逃げられない。



今できることを全力でやる。



でないと失礼すぎてどうしようもないだろう。



底んとこよろしくコウバ長。